ダイビング用語の解説

＊１）自由潜降
　初級者の場合、急激な潜降や不用意な浮上を避けるため、アンカーロープを利用した潜降が一般的です。自由潜降とは、アンカーロープなどのガイドなしに目標に向かって潜降することをいい、初級者が最初に目指すハードルかもしれません。

＊２）ドリフトダイビング
　潮の流れに任せて、流れに乗って移動しながら行うダイビングをいいます。流れに逆らって泳ぐ機会が少ないため、楽にダイビングができるほか、元の場所へ戻る必要がないので、広範囲を観察する場合に向いています。

＊３）耳抜き
　深く潜ると水圧が増すため、水中では地上よりも高い圧力で鼓膜が外側から押されます。これによって生じる痛みと鼓膜の損傷を避けるため、耳管を経由して高圧の空気を中耳に送り、鼓膜にかかる外圧と平衡させる操作を耳抜きといいます。

＊４）リフレッシュダイビング
　半年以上ダイビングをしていない場合、あるいは１年間に限られた本数しか潜っていない場合、ブランクダイバーと呼ばれることがあります。こうしたブランクダイバーにスキルを思い出すことを目的に行われるのがリフレッシュダイビングです。要するに、ペーパードライバー講習のようなものでしょうか。

＊５）エキジット
　ダイバーが水に入ることをエントリーといい、逆に水から上がることをエキジットといいます。エントリーと潜降開始が同時とは限らないので、また、ダイビング終了（水面への浮上が完了したとき）とエキジットも同時とは限らないので、それぞれが明確に区別されます。
　とくにドリフトダイビングの場合には、水面への浮上後にボートがダイバーに近づきますから、水面でのエキジットまでの待機時間は短くありません。（波が高いと、ボートを待つ間に酔いやすくなります。）