イタリア旅行（６）

平成２３年９月２６日続き

写真左上/サンタンジェロ城：この城の展望台からの景色がすばらしいらしいのだが、あいにくこの日は休館だった。
写真右上/映画「ローマの休日」でロケ地となった場所：手前に写っている桟橋付近にダンスパーティの会場となった艀があった。
写真左下/閉じられたサンタンジェロ城の出入り口：実は手前に写っている女性を写真に収めたかった。
写真右下/サンタンジェロ橋にある彫刻：ベルニーニの作品らしい。

　この後はサンタンジェロ城へ向かった。バチカンから徒歩圏内だ。しかし、あいにく休館日だった。今回の旅行初の不発。確かにガイドブックに月曜休館と書いてあった。ここからのローマの景色が良いということだったのでとても残念だったが、こればかりは仕方がない。
　ただ、サンタンジェロ城そのものよりも、むしろそれを背景にしたテヴェレ川やサンタンジェロ橋に興味があった。やはり映画ローマの休日だ。ここは王女の髪を切った美容師に誘われた船上パーティーがあった場所なのだ。そのアングルで写真を撮る。

写真左/ナヴォーナ広場近くのレストラン：店内の雰囲気が気に入って昼食に入ることにした。
写真右/イタリアに来て始めてのパスタ：きのこ入り。サラダは量が多すぎて食べきれなかった。しかもオリーブの実が多すぎ。

　次にナヴォーナ広場とパンテオンへ。その前にナヴォーナ広場の手前でみつけたレストランでお昼にした。この旅行中初のパスタを注文する。実においしかったが、少し離れた席で一人で食事をしていた４０歳くらいの男性が気になった。私にその趣味はないが、その私から見ても実に美形なのだ。まるで映画俳優のよう。決して若くないので、イケメンというよりは格好いい男性という感じ。イタリア人は基本的にハンサムだと思う。
　ナヴォーナ広場には３つの噴水がある。ネプチューンの噴水、四大河の噴水、ムーア人の噴水だ。後の２つはベルニーニの作だそうだ。実に美しい。パンテオンは外装こそかなり老朽化が進んでいるものの、内装は古代のものとは思えない保存状態で、こういう建造物があちらこちらにあるローマは世界的にみても例がない稀有な存在だと思った。

写真上段左/ネプチューンの噴水：ナヴォーナ広場に入って最初に目に入ったのがこれ。こんなものが当たり前にあるからすごい。
写真上段右/四大河の噴水：ベルニーニの作品らしい。
写真中段左/ムーア人の噴水：作ったのはアントニオ・マーリだそうですが、デザインはやはりベルニーニ。
写真中段右/パンテオン：この脇が「ローマの休日」のロケ地だが、その名残はまったくなかった。
写真下段の２枚：パンテオンの外部と内部：外部の老朽化は著しいが、内部の保存状態はすこぶるよい。

　パンテオンから小路を抜けてコルソ通りに出て、ちょうどそこにあったバス停からバルベリーニ広場へ向かった。そこから日本大使館は遠くない。地下鉄に乗り換えてテルミニ駅へ。今日はここまで。ホテルに戻った。

　パンテオン付近にて：イタリアでもオートバイはちゃんと市民権を得ているのが分かる。